日本人はパスポートがあれば、思い立ったら明日からでも航空券を取ってヨーロッパに行けるのですが2012年からは状況が変わりそうです。
日本のパスポートを持っていれば、ヨーロッパ諸国に現時点で90日以内の旅行ならビザは免除されています。
ところが、2021年にETIAS(European Travel Information and Authorization System/ヨーロッパ旅行情報認証システム)が導入されると、どうやらそうもいかなくなるようです。
ETIASとは?
ETIASとは(European Travel Information and Authorization System/ヨーロッパ旅行情報認証システム)の略で
とはビザが免除されている日本やアメリカなどの国民が、シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国に(ドイツ、イタリア、フランスなど26ヶ国)に
ビザを取得せず訪問するために必要な欧州渡航情報認証制度です。
EU諸国へ訪問する旅行者、ビジネス客を対象とした事前の入国の為の許可証と考えていただければよいかと思います。
申請はオンライン申請のみでクレジットカード決済のみ対応です。
入国時にETIASが必要な国は?
ETIASが必要になるのは、ビザ免除国からの旅行者が、シェンゲン協定に加盟する以下の26か国に入国する場合です。
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン
日本人に人気の国、イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、スイスなども含まれています。
イギリスとアイルランドはシェンゲン協定に加盟していないので、入国する際にETIASは不要ですが、イギリス旅行中ににユーロスターでパリやブリュッセルまで足を延ばしてみよう
と思い立ってもETIASが必要なので事前に取得をお忘れなく!
申請に必要な料金と日数は?
2019年4月時点では、約7ユーロ(18歳未満は無料)、日本円で約1,000円程度の予定です。
ETIASは原則オンラインでのみ申請可能です、支払いもクレジットカードのみです。
申請から承認までの日数は、早くても96時間、最大2週間程かかるとアナウンスさているので早目に余裕を持って申請してべきですね。
ETIASの有効期間
ETIASの有効期間は3年間です。3年間の有効期間中は何度でもエティアス対象国に渡航できるのですが、。
1渡航での滞在日数は90日以内となります。
パスポートの有効期限が切れるとETIASも効力を失うので、パスポートの申請と同時にETIASも申請し直す必要があります。