世界７不思議の文明が生み出した脅威の絶景「エジプト」で有名な巨大遺跡を紐解く

世界7不思議の1つである「ギザのピラミッド」を有するエジプトで有名な巨大遺跡・建造物を紐解く

エジプトは、古代文明を代表する文化的な遺産が数多く残っており、世界中から多くの観光客が訪れる人気の観光地です。今回は、その中でも特に有名な遺跡を紹介します。

＜ピラミッド＞

エジプト遺跡の代表格といえば、ピラミッドです。中でも最も有名なのは、クフ王のピラミッドです。高さは約138mで、約250万個の石材で構成されています。人々は、このピラミッドが何千年もの間、どのように建設されたのか、そして何のために建てられたのかを不思議に思っています。

＜スフィンクス＞

ピラミッドと同じく、エジプトを代表するシンボルとして知られているのが、スフィンクスです。ライオンの体に人間の頭を持ったこの像は、高さ20m、長さ73mで、アラブ人の侵入を食い止めるために建てられたと言われています。また、その顔にはクフ王の顔を刻んだと言われており、不思議な魅力を持った遺跡です。

＜ナイル川クルーズ＞

エジプトの魅力は、遺跡だけではありません。ナイル川を船でクルーズすることで、エジプトの自然と文化を同時に楽しむことができます。ナイル川には、古代エジプトの宮殿跡や神殿跡が点在しており、その歴史と風景に触れることができます。また、夕暮れ時には、川面に映る夕日が美しく、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。

＜アブシンベル神殿＞

ナイル川クルーズの中でも、特に有名なのがアブシンベル神殿です。エジプトの王家の墓所である「王家の谷」に建てられている神殿で、ラムセス2世によって建てられたと言われています。その迫力ある彫刻や壁画は、まさに芸術の極致と言えるでしょう。また、アブシンベル神殿は、移転工事が行われる前には、ナイル川の堤防に水没する危機にさらされていました。しかし、世界中からの支援により、建物全体が切り離されて別の場所に移転され、保存されることになりました。その壮大な移転作業は、世界遺産にも登録されています。

＜エドフ神殿＞

アブシンベル神殿と同じく、ラムセス2世によって建てられたエドフ神殿も、ナイル川クルーズで訪れることができます。神殿内には、ラムセス2世の栄光を称えたレリーフや、神々への献物を描いた壁画があり、美しい装飾が施されています。また、エドフ神殿は、夜にライトアップされることもあるため、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

＜カルナック神殿＞

エドフ神殿と同じく、ラムセス2世によって建てられたカルナック神殿も、エジプトを代表する遺跡の1つです。神殿内には、多数の柱が並ぶ大広間があり、その柱には、神々やファラオたちの描かれたレリーフが刻まれています。また、夕暮れ時には、カルナック神殿の壁画を背景に、音楽や照明効果が加えられたライトアップショーが開催されるため、夜のエジプト観光には欠かせないスポットと言えます。

＜エジプト博物館＞

エジプト博物館は、約16万点の古代エジプト美術品を所蔵する、世界最大規模の博物館です。博物館内には、有名なツタンカーメン王の黄金のマスクをはじめ、古代エジプト文明の象徴となる様々な美術品が展示されています。また、エジプト博物館の中でも、特に有名な展示物は、ミイラです。ミイラは、古代エジプト文明において、死者を永遠の命に導くための儀式の一部であり、博物館内には多数のミイラが展示されています。その中には、有名なファラオたちのミイラもあり、その迫力は一見の価値があります。大エジプト博物館の開館も待ち遠しいですね。