目次
- 1 ザ・ロイヤル・エキスプレスへの馳せる思い
- 2 THE ROYAL LOUNGEにてウェルカムセレモニー
- 3 THE ROYAL EXPRESS ご乗車 横浜駅 出発
- 4 列車内にてご昼食 「Hermaïon」
- 5 充実のドリンクメニュー&お菓子
- 6 ザ ロイヤル エキスプレスの車窓からの絶景
- 7 車内イベント「歌川広重美術館」
- 8 静岡駅 到着 ホテルアソシア静岡 ご移動
- 9 THE ROYAL BUS ご乗車
- 10 匠宿 到着 静岡伝統工芸体験(60分)
- 11 Simples SPECIAL DINNER(カートにて移動)
- 12 ホテルアソシア静岡 到着
- 13 美しさ、煌めく 2日目の始まり
- 14 THE ROYAL EXPRESS ご乗車 静岡駅 出発
- 15 列車内にてご昼食 「鰻処 うな正」
- 16 乗客の皆さまとの歓談
- 17 岐阜駅 到着
- 18 ザ ロイヤル エクスプレスのツアーを体感した感想
- 19 最大26名様限定の特等席。 貸し切りで叶える究極の列車旅
ザ・ロイヤル・エキスプレスへの馳せる思い

長年、胸に秘めてきた夢がありました。幼少期から鉄道が好きで東海道線沿線に住み夜な夜な母親にせがみブルートレインに手を振りに行っていたあの頃。大きくなったらブルートレインに乗ろうと!しかし社会人になり自由になるお金ができたころには多忙でそれどころではない日々が続いた。気づいてみればよい年になっており憧れていたブルートレインは既にすべて廃止され、世の中はクルーズトレインが溢れていた。
単なる移動を超え、旅そのものが舞台となるような列車に乗ること。時刻表に縛られる日常の電車とは異なり、時間も空間もすべてが特別にデザインされた“走る芸術品”での旅です。その象徴が、東急とJR東海が共同で企画・運行する「THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤルエクスプレス)」でした。

2017年に伊豆で誕生したこのクルーズトレインは、「美しさ、煌めく旅。」をコンセプトに、移動時間そのものを贅沢に楽しむ列車として知られていました。そして2025年、その舞台は神奈川、静岡に加え、愛知、岐阜へと広がり、「東海道・富士クルーズトレイン」として新たな旅を提供すると聞き、私は即座に申し込みを決意しました。
江戸時代からの大動脈・東海道を、日本が誇る富士山の絶景を眺めながら、名店の料理と伝統工芸の体験を享受する3泊4日。これは、待ちに待った、非日常への扉を開く旅です。
THE ROYAL LOUNGEにてウェルカムセレモニー

旅の始まりは、横浜駅に設けられた「THE ROYAL LOUNGE」から。重厚なドアを開けると、外の喧騒とは別世界の静謐な空間が広がっていました。スタッフの方々の温かい笑顔と丁寧なお出迎えを受け、すでに日常は遠のいた感覚です。ウェルカムドリンクをいただきながら、同乗する旅仲間と少しばかり会話を交わすと、これから共に過ごす時間への期待がふくらみます。

旅のしおりとともに、細やかな心遣いが感じられるウェルカムグッズを手にしたとき、この旅のすべてが精心に設計された“舞台”であることを実感します。スタッフから旅程や安全についての説明を受ける間も、高揚感は止まりません。やがて、いよいよ乗車の時間が近づくと、ロビーからホームへとご案内いただきました。そこには、私たちを出迎えるように、深い群青色に金色のラインが輝く、美しい8両編成の列車が静かに佇んでいました。

THE ROYAL EXPRESS ご乗車
横浜駅 出発

特別な車両の扉が開き、一歩中へ踏み込んだ瞬間、私は息をのみました。車内は、著名なデザイナー・水戸岡鋭治氏が手がけたという、木の温もりにあふれた空間でした。寄木細工や組子細工など、日本の伝統工芸が随所に散りばめられ、光の加減で複雑な模様が優雅に煌めきます。窓は大きく、これから展開される景色を存分に楽しめるよう設計されているのがわかります。

席はゆったりと広く、上質な布地で覆われたシートは身体を優しく包み込みます。発車のベルと共に、列車がゆっくりと動き出しました。横浜の街並みが後退していくのを、落ち着いた興奮と共に見つめます。車内には、ヴァイオリニストの大迫淳英氏がプロデュースする「音旅演出」として、優雅な弦楽の調べが静かに流れ始めます。クラシック音楽の生演奏が旅の雰囲気を彩る、まさに“移動する舞台”の幕開けです。

全ての乗客の皆さんへひざ掛けの配布も行ってくれて、車内が乗車時まだ若干寒さを感じたので大変助かりました。肌触りも良く自然をモチーフにしたデザインで車内販売でも人気商品との事でした。

列車内にてご昼食 「Hermaïon」


列車が相模湾沿いを走り始めた頃、待ちに待った昼食の時間が訪れました。この日のメニューは、フレンチの名店「エルマイヨン」による監修料理です。クラシックなフランス料理を基調としながら、静岡の食材を大切に使った、どこか懐かしく優しい味わいが特徴だと説明を受けました。一品一品が芸術品のように美しく盛り付けられ、目の前のプレートは小さな庭のよう。地元で獲れた新鮮な魚介や野菜の旨みが、シェフの確かな技術によって引き立てられています。

ゆったりと流れる時間の中、窓の外には青く広がる海と、やがてその向こうに雄大な富士山のシルエットが現れます。舌で味わう旬の美味しさ、耳に心地よい生演奏、目に飛び込む絶景——五感すべてが満たされる、贅沢な至福の一時。列車の旅ならではの、時間と空間をまるごと楽しむ食事は、ここでしか味わえない特別な体験です。

充実のドリンクメニュー&お菓子



ザ ロイヤル エキスプレスに乗車中はなんと好みのドリンクがフリードリンク制(飲み放題)なのです。旅行に出掛けたらやはり一杯呑みたいですよね。
特徴として、単なる一般的なドリンクだけでなく、運行地域(東海道・富士、北海道、伊豆など)の特産品や地元の銘柄を積極的に取り入れ、旅の体験価値を高めるようなラインナップになっていることが挙げられます。
運行地域特産品を活かした飲み物:
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ワイン/スパークリングワイン:フランスはブルゴーニュのスパークリングワイン、ラングドックの赤ワインにアルザスのオレンジワインや南アフリカの白ワインなど日によって趣の異なるワインが提供されます。

- 地ビール:静岡限定地ビール 静岡麦酒(生樽)は静岡県走行中にのみ提供されます。ROCOCO Tokyo Whiteなど

- 日本酒:磯自慢 愛山、喜久醉、うめ梅飛鳥山など静岡県の酒蔵から厳選提供されます。

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ソフトドリンク:ゆずジュース(関市)、三ケ日みかん あおしまみかんジュース、伊豆月ヶ瀬梅林 梅酒シロップ ソーダ割

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日本茶/紅茶:東海道・富士の魅力を伝える日本茶、カネロク松本園(煎茶、もうじ茶)、ななやの静岡抹茶レモンティといったユニークな紅茶が用意されることもあります。
ザ ロイヤル エキスプレスの車窓からの絶景

列車が横浜駅をゆっくりと離れ、都市の街並みが後退していくと、間もなく眼前に広がるのは相模湾から望む太平洋の壮大なパノラマです。左側の窓一面に、紺碧の海と水平線が広がり、陽の光を受けてキラキラと輝く海面は、旅の始まりを祝福しているようでした。やがて、車窓の右前方に、雪を冠した威厳ある富士山の姿が少しずつ近づいてきます。

山容がゆっくりと変化しながら、真っ白な山頂と裾野の広がりを存分に鑑賞できるのも、このルートならではの楽しみです。列車が駿河湾沿いを進むと、海と富士山が一つの絵画のように調和した、息をのむ絶景が繰り広げられます。さらに西へ進むと、大井川の鉄橋を渡る瞬間が訪れます。橋の上から眺める川面のきらめきと、その向こうに広がるのどかな田園風景。水の流れと共に、静岡の豊かな自然が途切れることなく窓辺を彩り、刻々と変化する景色は、何ものにも代えがたい旅の醍醐味です。

車内イベント「歌川広重美術館」

食後のくつろぎの時間を過ごしていると、車内で小さな文化イベントが開催されました。今回は「歌川広重美術館」にご協力いただき、浮世絵師・歌川広重の作品をテーマにしたレクチャーです。広重が描いた『東海道五十三次』は、まさに私たちが今走っているこの道筋を題材にした名作。スタッフによる解説を聞きながら、美術館所蔵の複製画や資料に目を凝らします。

江戸時代の旅人たちがどのようにこの風景を見て、感じていたのか。現代を走る列車の窓から見える景色と、浮世絵に描かれた風景とを重ね合わせてみることで、東海道の歴史の深さとロマンに触れることができました。単に景色を眺めるだけでなく、その土地の文化的背景にまで思いを馳せることができる、知的好奇心をくすぐるような素敵な企画でした。旅は移動だけでなく、学びや発見の場にもなり得るのだと、改めて感じるひとときでした。

静岡駅 到着
ホテルアソシア静岡 ご移動

夕暮れ時、私たちは静岡駅に到着しました。一日中、優雅な音楽と美食に包まれていた車内を離れるのは少し名残惜しい気持ちでしたが、地上での新たな体験への期待も高まります。駅では既に係の方が待ち構えており、スムーズに案内を受けました。宿泊先は「ホテルアソシア静岡」。JR東海が運営する上質なホテルで、この企画にピッタリです。洗練されたデザインと施設が整った、静岡を代表するホテルの一つです。

客室は広々として落ち着いた雰囲気で、一日の旅の疲れを癒してくれそうです。窓からは静岡の街の夜景が広がり、ここでもまた別の風景を楽しむことができます。ホテルに到着した後は自由時間となり、ゆっくりと入浴を済ませ、車内での楽しい思い出を反芻しながら、明日への英気を養いました。すべてがパッケージ化されたツアーならではの、移動や荷物の心配なく、ただ旅の流れに身を委ねられる安心感がここにもありました。

THE ROYAL BUS ご乗車

ホテルで少し休憩した後は、専用の「THE ROYAL BUS」で次の目的地へと向かいます。バスもまた、ツアーの一部として専用に手配されたもので、内装は上質で快適。ガイドさんから、これから訪れる「匠宿」や静岡の伝統工芸についての予備知識を伺いながら、街中を進んでいきます。

バスの車窓から見る静岡の街並みも、歴史を感じさせるものから現代的なものまで様々で、興味深いものがあります。専用車両での移動は、団体行動でありながらもプライベート感が保たれ、旅のテンションが途切れることなく、次の体験へと自然に気持ちを繋げてくれます。この細やかな移動手段の選択も、全体としての旅の質を高める、忘れてはならない配慮だと感じました。
匠宿 到着
静岡伝統工芸体験(60分)

バスは「駿府の工房 匠宿」に到着しました。ここは、今川・徳川時代から受け継がれた静岡の伝統工芸の技を、未来へ伝え、体験できる場所です。内部は落ち着いた和の空間で、様々な工房が並んでいます。私たちは事前に選択した、漆芸の加飾技法「蒔絵」の体験に挑戦しました。講師の先生から、歴史や道具の説明を丁寧に受け、いざ実践。

息を止めるほど細かい作業に最初は戸惑いましたが、先生の親切な指導のもと、少しずつ自分のデザインが漆の上に金色で浮かび上がっていく過程は、驚くほど没頭できる時間でした。ただ物を見るだけでなく、自らの手を動かし、匠の技の一端に触れることで、静岡という土地の文化的な深みを、より強く、より具体的に身体で覚えることができます。完成した小さな棗(なつめ)は、世界に一つの、この旅の最高の記念品となりました。

Simples SPECIAL DINNER(カートにて移動)

工芸体験の後は、夕食のため「Simples」というレストランへと4名乗りの電動カートで移動しました。静岡の夜の冷気を少しだけ感じながらの暗い夜道の快適な移動でした。レストランは、地元の食材にこだわり、「いまこの瞬間にしかない食材の素晴らしさ」を追求する井上シェフが腕を振るう名店です。カウンター13席と個室8名程度のこぢんまりとした上質なレストランで、名古屋や東京からのお客様も多いとのこと。

コース料理は、静岡県産、しかも生産者が明確な食材をふんだんに使い、その素材そのものの味を引き立てるシンプルでありながら奥深いものばかり。特に印象的だったのは、「サスエ前田魚店」という焼津の名店から仕入れたという日本トップクラスの魚。その鮮度と味の濃さは格別で、海の幸の宝庫である静岡の恵みを存分に実感させられました。シェフのこだわりと土地の豊かさが融合した、唯一無二のディナーは、舌の上で繰り広げられる「旬の桜エビのパスタ」は静岡の物語そのものでした。

ホテルアソシア静岡 到着

満足感に包まれながらレストランを後にし、再び「ホテルアソシア静岡」へと戻りました。至福に満ちた静岡グルメのを頂いた後のホテルのベッドは、格別に安らぎを感じさせます。今日一日を振り返れば、豪華列車での移動、伝統工芸との真剣な対話、そして生産者の思いの詰まった美食と、濃密で多彩な体験の連続でした。身体は少々疲れていても、心は豊かで満たされています。

客室の窓から静岡の夜景をぼんやりと眺めながら、明日は再び「THE ROYAL EXPRESS」に乗り、新たなルートを進むのだという楽しみがよぎります。すべてが計画通り、かつ上質に提供されるこのツアーの安心感の中で、ぐっすりと眠りにつきました。

美しさ、煌めく 2日目の始まり

朝、目を覚ますと、一昨日からの寒気の影響で静岡の澄んだ冷たい空気が窓から流れ込んできます。2日目の始まりです。ホテルでの朝食はバイキング形式で、静岡ならではのわさびの白和、とろろ、餃子、シラスのおにぎり、静岡茶、地元の野菜やフルーツなど、ここでも静岡の食材の豊かさを感じられる内容でした。さわやかに一日をスタートさせた後、折角なので少し散歩がてら駿府城へ、ホテルからは徒歩15分程度で清々しい朝陽と共に徳川家康象へご挨拶を兼ね散策。ホテルへ戻り荷物をまとめてチェックアウト。

再び座ロイヤルエキスプレスへと向かう駅構内の道すがら、今日はどのような景色が待っているのか、またあの木の温もりある車内でどんな時間を過ごせるのか、期待がふくらみます。ツアーに参加している他のゲストの方々とも、昨日の体験について会話が弾み、すでに一種の「旅仲間」のような連帯感が生まれているのを感じました。「美しさ、煌めく旅。」というコンセプトは、単なるキャッチコピーではなく、朝のこの瞬間から、また新たに実感として迫ってくるのでした。

THE ROYAL EXPRESS ご乗車
静岡駅 出発

静岡駅のホームに、再びあの群青色の編成が姿を現しました。昨日と同じ車両ですが、目的地が変わり、気分も一新されます。スタッフの皆様の笑顔で迎えられ、慣れ親しんだ座席に腰を下ろすと、何だかほっとする安心感があります。発車の合図と共に、列車はゆっくりと動き出し、静岡の街を後にします。

今日のルートは、東海道をさらに西へ、愛知・岐阜エリアへと向かう新たな旅路です。車内では再び優雅な生演奏が始まり、車窓には、駿河湾を離れ、やがて町並みや田園風景が広がっていきます。江戸時代からの大動脈・東海道を、現代の豪華列車で走るという、歴史と現代の交錯する感覚。今日もまた、この移動する空間でしか味わえない、特別な時間が流れ始めました。

列車内にてご昼食 「鰻処 うな正」

2日目の昼食は、静岡が誇る「幻の鰻」とも称される「共水うなぎ」を提供する浜松の名店、「鰻処 うな正」による鰻料理です。南アルプスの伏流水が流れる大井川で養殖された「共水うなぎ」は、独自の飼育法により、一般的な養殖鰻とはひと味もふた味も違う、ふっくらとした身質と深い風味が特徴です。

蓋を開けると、芳ばしい香りと共に、つやつやと輝く蒲焼きが現れました。口に入れると、皮はパリッと、身は驚くほど柔らかくてふっくらとしており、甘辛いタレが余計ではなく、鰻自体の旨みを存分に引き立てています。こんなに格別な鰻料理を、走る列車の中で、東海道の景色を眺めながらいただけるとは。これはまさに、土地の「食」の魅力を極限まで引き出した、旅のハイライトの一つと言えるでしょう。

乗客の皆さまとの歓談

美味しい食事と心地よい音楽、流れる景色に心が満たされると、自然と会話も弾みます。隣席の方や、ラウンジスペースでお茶をされている他の乗客の方々と、この旅の感想を交わしました。皆さん、一様にこの列車の内装の美しさや料理のクオリティの高さに感心されていました。中には、過去に伊豆路線の「THE ROYAL EXPRESS」に乗車されたというリピーターの方もいらっしゃいました。

また、お互いの出身地や、これまで訪れた旅行談など、話題は尽きません。通常の旅行ではなかなか接点のない、様々な背景を持った方々と、この特別な空間と時間を共有することで生まれる、ゆるやかな絆。これも、全てがパッケージ化されたクルーズトレインの旅ならではの、予想外の喜びでした。一期一会の出会いが、旅の記憶をより彩り豊かなものにしてくれます。
岐阜駅 到着

午後も遅く、列車は岐阜駅に到着しました。ここからは、選択したコースに分かれての行動となります。「美濃・岐阜コース」と「東海・犬山コース」からの選択。これからはうだつの上がる町並みが残る美濃の地、あるいは清流長良川の畔でのんびりと時間を過ごすことになります。

駅で列車と別れる時は、二日間にわたって私たちを包み込んでくれた、あの温もりのある空間に少し名残惜しさを覚えました。車両は、私たちの旅の最も重要な舞台であり、移動手段であると同時に、安らぎと興奮を与えてくれた“もう一つのホテル”でした。スタッフの皆様にお礼を告げ、ホームを後にする頃には、すでにこの旅のクライマックスが過ぎ去ったような、そんな感慨にふけりながらも、地上での岐阜の体験への期待も新たに、次の目的地へと歩き出しました。

ザ ロイヤル エクスプレスのツアーを体感した感想

3泊4日に及んだ「THE ROYAL EXPRESS 東海道・富士クルーズトレイン」の旅が終わり、今、心に残るのは「完成された非日常」という言葉です。これは単なる列車の旅ではありません。水戸岡鋭治氏がデザインした木の温もりと匠の技が光る車両は、移動するだけでなく、寛ぎと美の鑑賞を楽しめる空間そのものでした。車窓からは、日本が誇る富士山をはじめ、東海道の歴史を感じる景色が次々と展開され、車内では「エルマイヨン」や「うな正」など、土地に根差した名店の料理が、生演奏のBGMと共に提供されるという、五感全てを満たす体験の連続。さらに、静岡の「匠宿」での伝統工芸体験は、観光の域を超えた深い文化接触の機会をもたらしてくれました。

全ての移動、食事、宿泊、体験がシームレスにパッケージ化されており、自分で計画する煩わしさから完全に解放され、純粋に“旅人”としての役割に没頭できる贅沢。ゲスト一人一人をお名前で読んでくださるスタッフの皆様の細やかな気遣いも、この旅をより特別なものにしてくれました。確かに費用は決して安くはありませんが、そこで得られる時間の濃密さ、体験の質、そして一生の思い出を考えれば、それは“価値”に変わります。この旅は、日本の旅の概念を刷新する、まさに「美しさ、煌めく」究極の舞台でした。

最大26名様限定の特等席。
貸し切りで叶える究極の列車旅
かつて憧れた特別な列車の旅を、貴社・貴団体だけの完全プライベート空間で。アツラエでは、東急とJR東海が贈る「THE ROYAL EXPRESS」を貸し切る、至高のオーダーメイドプランをご提案いたします。
水戸岡鋭治氏が手がけた“走る芸術品”の車内は、木の温もりと職人技が息づく静謐な空間。特筆すべきは、最大わずか26名様という極めて親密な定員設計です。限られた人数だからこそ、ゲスト一人ひとりに寄り添う細やかなホスピタリティが実現し、生演奏の調べや車窓の富士山、名店の美食を、まるで邸宅に招かれたような一体感の中で堪能いただけます。
アツラエは、この贅沢な車両の貸し切りに加え、専用バスでの移動、静岡の「匠宿」での伝統工芸体験、厳選されたホテル宿泊まで、旅のすべてをシームレスにコーディネートいたします。煩わしい計画はすべてお任せいただき、参加者全員が純粋に「旅人」として、濃密な非日常に没頭できる時間をお約束します。
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